井戸を探そう!

そうだ、井戸を探そう!
井戸は人間の深層心理のメタファーだ!
自分の中にあるほの暗くて深い水の鎮在している井戸を探せ!
・・・むむむ・・・見つからない・・・。井戸はどこ?


陽のかげった昼下がり。井戸を探しに旅に出た。
おぉ、足下には花々が!

「花よ、かわいい花たちよ。井戸のありかを知りはしないか?」
「井戸ならこの近くで見た気がするわ。でも・・・」
「でも?」
「空き地といっても私有地よ。のび太君の遊んでいる空き地にも地主はちゃんといるのよ。」
「気をつけろってことだね。ありがとう。必ず帰ってくるから」


それから山や谷を幾つも越えた。チャリは限界だった。


クマ出没注意の看板を何度やり過ごしただろうか。
ぽつんと平原の真ん中。
あ、あれに見えるは!


微妙にちがう


井戸はどこ・・。
有意義なことってなに・・。